2014年11月30日日曜日

二つの島が日本を変えるかも。

 祝島をご存知でしょうか。東西に約3k。山口県の瀬戸内海に浮かぶハート形のかわいい島です。その対岸、山口県上関町四代田ノ浦に1982年、中国電力が出力135万キロワット級の原子炉2基の建設計画を発表しました。これを知った祝島のおばちゃんたちが「大切な海が汚される」と自然と集まり、「原発反対!」を叫びながら歩き始めました。それ以来32年間「上関原発建設反対」を叫び続けて、毎週月曜日の恒例の「原発反対のデモ」も今年の9月で1200回を超えました。お蔭で、いまだに原発建設のめどは立っていません。政府がバックアップし、巨大企業の電力会社がメンツをかけて原発建設を推し進めようとしても、祝島のおばちゃんパワー(もー、おばーちゃんパワーになっていますが)に勝てないでいます。201410月に埋め立て免許の期間が切れ、中国電力は県に延長を申請したが、計画は中断されたままになっています。
祝島のホームページ http://www.iwaishima.jp/ を一度ご覧下さい。

 今回の沖縄県知事選挙は皆さんよくご存じだと思いますが、普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非をめぐり、従来の保守・革新の対立構図から 一転して、翁長雄志氏が現職の知事仲井真弘多氏に圧倒的な大差をつけて初当選を果たしました。このことを現地の琉球新報http://ryukyushimpo.jp/は11月17日の社説で以下のように書いています。
<社説>新知事に翁長氏 辺野古移設阻止を 尊厳回復に歴史的意義
   『新たな基地は造らせないとの民意は揺るがない。県知事選で、そのことがあらためて証明された。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設反対を掲げた前那覇市長の翁長雄志氏が、政府と共に移設を進める現職の仲井真弘多氏を破り初当選した。
  約10万票の大差は、県民が「沖縄のことは沖縄が決める」との自己決定権を行使し、辺野古移設拒否を政府に突き付けたことを意味する。翁長氏には、政府の強硬姿勢を突き崩して移設問題など基地問題に終止符を打つことに全力で取り組むことを期待したい。』
 
 マガジン9に紹介されている三上智恵(みかみ・ちえ): ジャーナリスト、映画監督の沖縄レポートhttp://www.magazine9.jp/article/mikami/16484/ 非常に興味深いです。
また、沖縄タイムズ社の記事、「オスプレイと在沖海兵隊は「御守り」にすぎない」も是非参照してみてください。http://www.okinawatimes.co.jp/cross/?id=168
 
 
 
 
 

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