2010年11月12日金曜日

過ぎ去った夏の夢



 すっかりご無沙汰してしまいました。猛暑の7月8月がうそのように、秋が足早に過ぎ去ってしまったようで、もう肌寒い日々となっています。

今年は韓国併合100年の年で、7月には3泊4日でレジオ・マリエの人たちと韓国聖地巡礼してきました。今回の巡礼では熱心さだけでなく、韓国教会の深い信仰に触れさせていただくことができました。8月には大阪教区シナピスのスタッフの一人に加えていただいて、韓国のイエス・サリ共同体の青年たちと大阪の青年たち約40人の交流会を済州島で実施しました。海軍基地建設反対の現地住民の方々の話を聞きました。沖縄と少し似た状況があると感じました。ちなみに、このカンジョン村の代表の方は昔、生野に10年ぐらい住んでいたことがあるとのことで日本語(関西弁)べらべらだったのには驚くとともに不思議なつながりを感じました。

 韓国からは8月16日から1週間フランシスコ会のJPICの日韓交流会が大阪・京都を中心に行われました。韓国からの兄弟たちはぜ広島を訪問したいとの希望があって、38度の猛暑の中、原爆平和公園を訪問し、平和記念聖堂でミサを捧げました。また次の週には、テジョンのヤングフランシスカン10人が生野を訪問、意義深い青年たちの交流の時となりました。

 8月の末には、姫路の仁豊野ヴィラで最後の修道生活を送っておられた兄弟パスカル橋田の臨終に立ち会うこととなり、静かな、そして濃密な時を一緒に過ごすことになりました。葬儀の時には東京や宇都宮からも兄弟たちが参加してくれました。89歳の長寿を修道者として静かに全うされました。

 9月の初め内観のために韓国から数人が宝塚の黙想の家にこられ、1週間お手伝いをすることになっていたのですがついに風邪をひいてダウン。静かに休ませていただくことになってしまいました。このあと1カ月以上体調を崩してしんどい思いをして過ごすことになりました。