2010年2月16日火曜日

日本26聖人殉教者の跡をたどって

 「日本26聖人殉教者」の跡をたどって、毎年2月11日の祭日には、
「関西フランシスカンファミリー」の主宰で行なわれている巡礼が、今
年は京都九条教会から桃山教会までの約8キロの区間で実施されました。
今年で28回目を迎えたこの巡礼はあいにくの雨の中での行事となりま
したが、毎年参加者が増え、今回も今までで最も多い参加者がありまし
た。途中参加者も含めると130名余を数え、主催者側のスタッフは交
通量の多い京都市内を無事に案内していくのは大変だったと思いました。
なお、三つの教会でお接待をしてくださった方々も含めれば150名を
越えていました。

 お昼のお接待をしてくださった伏見教会の方々が温かいミサ汁や飲み物
などを準備していただき、最後の桃山教会でも温かいお茶にコーヒー、お
菓子などを用意してくださったのですが、4、50人の参加者と聞いてお
られたとのことで、ワーすごい、すごーいと“嬉しい悲鳴”をあげ、ニコ
ニコしながら奉仕してくださり、すごく有難かったです。フランシスカン
的な新しい出会いと交わりの場が出来ていました。

 一緒にミサをしてくださった桃山教会の主任のロペス神父さんは、26
聖人の一人で、司祭叙階のためサン・フェリッペ号でメキシコに行く途中、
土佐に漂着して殉教することになった24才だったフェリッペ・デヘスス
と同じメキシコ出身で、そのことをユーモアを交えて話してくださった。

 生野教会と日本橋教会からは、3台の車を前期高齢者と中期高齢者と後
期高齢者の3人の兄弟が運転して、計23人が参加しました。最高齢者
82歳のおばあちゃんは自分が若いときに洗礼を受けた教会(伏見教会)
を是非見たいと、杖をついての参加でしたが、やはり途中で伴走車に乗ら
れました。しかし、思い出の教会を訪ねてからは元気を出して最後まで歩
かれたのには驚きました。あるご婦人は雨で靴下までびしょびしょになっ
ていたのに、ミサの後にすっかり乾いていたと感激していました。

http://www.ikuno.catholic.ne.jp/japanesehome.html
上の箇所をクリックすると生野教会のホームペイジで巡礼の写真をごらん
になれます。