2014年10月13日月曜日

ノーベル平和賞を受賞したマララさんらに思う


今年のノーベル平和賞の候補のトップに憲法9条が選ばれたのを知って、これは摂理だと思い、多くの人に電話やメールを送って祈りを頼みました。もちろん私もロザリオの祈りを毎日唱えてきました。それだけに、平和憲法が受賞を逃したのを知った時、正直、非常にがっかりしていました。しかし、後でマララ・ユスフザイさんや、カイラシュ・サティアルティさんらの受賞理由がわかると、これはほんとに福音のメッセージだと思い、私のちっぽけな頭が考えることより神様のなさることはほんとに素晴らしいと思いました。
 
ご存知のように、イスラム教徒の多いパキスタンとヒンズー教徒が多いインドは、イギリスからの1947年分離独立以来、領土問題と宗教問題が絡み、現在も紛争が続けています。そのため多くの難民と貧困の問題を起し、マララさんとサティヤルティさんはこれらの平和的な解決に命を懸けて活動してきました。ノ―ベル平和賞の選考委員会は、「ヒンズー教とイスラム教の2人が過激派に対抗し、教育のために同じように闘ってきたことは重要だ。世界では今も1億6800万人の子どもたちが児童労働にさられているとみられるが、この数字は2000年に比べれば7800万人減っている。世界は児童労働を撲滅するという目標に近づいている」と述べました。

 1010日の時事通信によると、「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会」のメンバーは相模原市内でネット中継による発表を見守った。活動の発案者である神奈川県座間市の主婦鷹巣直美さん(37)は、マララ・ユスフザイさんの受賞に「心からの敬意と応援の声を届けたい」と喜んだ。昨年、署名集めを始めたころ、「軍事力を否定して日本を守れるのか」などの批判の声にくじけそうになった。「マララさんに比べれば恥ずかしい小心者」と話す鷹巣さんを、仲間が支えた。この日までに44万人以上の署名が集まった。うち約7万人がインターネット署名。ネット上では、日英中韓4カ国語で受け付けており、刻々と数を増やしている。「100万人を目指す。まだまだこれからだ」とメンバー。決意を新たに活動を世界に広げていく考えだ。」と伝えています。

私も、イージーに電話やメールでお願いするだけでなく、また単にお祈りを捧げるだけでなく、マララさんたちのように、命を懸けて平和の問題、小さな人々の人権を守ることに取り組んでいかねばと考えています。とりあえず、憲法9条を守り、生かす取り組みを続けていきたいと願っています。