2008年11月19日水曜日

“壁を越えて”沖縄で黙想会

 10月27日から31日まで関西地区の兄弟の黙想会が沖縄で開かれ、東京からも二人の兄弟が参加してくれました。

 実は、その2週間前に、北11条教会の創立100周年と、翌日それに合わせて行なわれた、旭川での「正義と平和と環境保護」委員会に参加するため北海道に行きました。朝の温度が9度まで下がっていて暖房されていたのに、沖縄を立つ日には30度になっていました。寒冷地の北海道から亜熱帯の沖縄までの日本の国土の幅広さを改めて感じました。

 それだけでなく、北海道では、会議の後、北見、遠軽、士別教会をも訪問し、宣教師たちの残してきた足跡をたどることが出来ました。司祭不在となった士別の教会に泊めていただいたのですが、その夜たまたまNHKの『その時歴史は動いた』「神々のうた 大地にふたたび~アイヌ少女・知里幸恵の闘い」をみました。  「その時歴史が動いた」をクリックすればその内容が見れます。

 NHK の『篤姫』をごらんになっている方も多いかと思います。私もその一人ですが、その歴史はかなり美化、理想化されて描かれているように思います。400年前、薩摩藩は沖縄を侵略しましたが、明治新政府も、近代国家建設のために北海道と沖縄を利用してきました。

 黙想会は聖マリアの汚れなき聖心のフランシスコの姉妹会、聖クララ修道院で行なわれました。この修道院に隣接している与那原教会は小高い丘の上にあって、両側の壁が、床から天井までガラス張りで光と風に満ちていました。こんな教会が日本中にあったらきっと新しい発想が、新しい力が湧いてくるのではと思いました。

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